Land03519.png配管のサイズを設定する

コマンド

作業画面:パス

配管パイプサイズ設定

Design Suite 2022:建築>灌水システム

Landmark 2022:ランドスケープ>灌水システム

灌水設計の配管の直径は、バルブおよびシステム部品のサイズと併せて、システム内を移動する水の水圧と流速に直接影響を与えるため、散水口の性能や配管などの部品の寿命にも影響を与えます。流速制限値を超えない最小直径を使用オプションを選択している場合は、デザインに配管を配置すると、流速に基づいて自動的に配管のサイズが決定されます。

システムを設計後に行う必要のある最後の微調整として、配管パイプサイズ設定コマンドでは、灌水設定のサイズリストにある配管に基づいて、配管のセクションごとに最適な配管の直径を計算し、オプションでバルブとシステム部品のサイズも計算できます。現在の図面での選択および配管パイプサイズ設定ダイアログボックスで選択したオプションに応じて、管網のサブセクションまたは管網全体に最適なサイズの配管、バルブ、システム部品が決まります。

配管は、それぞれが流速の限界(灌水設定で指定した最大流速)を超えないようにサイズ設定されます。各散水口は計画入力水圧要件を満たす十分な水圧を受けます。また、支管の最初と最後の散水口の間の水圧差は、灌水設定の最大吐水水圧変化量の範囲内に収まります。バルブのサイズは、サイズ変更のためにバルブを選択している場合、選択したメーカーとシリーズのカタログ内で入手できるかどうかに基づいて、システムの流量に最適になるように調整されます。システム部品をサイズ変更のために選択すると、使用できる場合は配管のサイズに最も近いバージョンにサイズ設定されます。

すべての配管をサイズ設定のために選択すると、このコマンドはそれまでに設定した配管の直径のほか、選択した場合はバルブとシステム部品のサイズを変更する可能性があります。

配管、およびオプションでバルブとシステム部品のサイズを設定するには:

サイズ設定の範囲を決めて、適切なオブジェクトを選択します。

バルブゾーンの支管をサイズ設定するには、少なくとも1つのヘッドに支管で接続する必要のあるバルブを選択します。

システム内のすべての配管をサイズ設定するには、接続部を選択します。

図面内のすべての配管をサイズ設定するには、オブジェクトを一切選択しないでください。

コマンドを選択します。

配管パイプサイズ設定ダイアログボックスが開きます。

サイズ設定を、すでにコマンドでサイズ設定した配管のみに適用するか、あるいはすべての配管に適用するかを指定します。オブジェクト情報パレットの流速制限値を超えない最小直径を使用オプションを選択している場合、配管はサイズ設定されていないと見なされます。

必要に応じて、システムに接続されたバルブとシステム部品も変更するかを選択します。

必要であれば、詳細設定をクリックして灌水設定ダイアログボックスを開きます。配管/チューブタブの配管サイズ調整パラメータを表示または変更します。OKをクリックして配管パイプサイズ設定ダイアログボックスに戻ります。

OKをクリックすると、指定した配管、バルブ、システム部品のサイズが設定されます。

要件を満たす最適な配管またはバルブがない場合は、警告が開きます。

コマンドを実行すると、サイズ設定したすべての配管のオブジェクト情報パレットで流速制限値を超えない最小直径を使用パラメータが自動的に選択解除されます。これは、灌水設定で指定した流速の限界の範囲内で、配管がすでに最適な公称直径値にサイズ設定されているためです。管網内で問題のあるパラメータについての警告はありません。

配管を配置する

バルブを配置する

灌水システム部品を配置する

灌水設定

灌水

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